厨房設備は飲食店に欠かせない重要なものです。飲食店を開業する際には、店の内装以上にじっくりと考えないといけないと言っても過言ではありません。とは言え、多種多様にわたる厨房設備の何を揃えればいいのか、どのような点に注意して設置すればいいのかは、悩みがちなところです。そこでこちらでは、飲食店の厨房設備に必須なものと設置する際の注意点についてまとめました。
また、飲食店の厨房設備に欠かせない衛生管理のポイントについてもお伝えします。江東区で厨房設備の配管工事を業者に依頼しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。ナカムラ冷熱では、費用見積もりのご依頼もお待ちしています。
飲食店の厨房設備に必要なものとは?
飲食店に必要な厨房設備は提供メニューによって変わりますが、どの飲食店にも必要なものとしては、以下のとおりです。
シンク
食材や食器などを洗うのに必要です。様々なサイズのものがあり、水槽の数も1槽のみのものから複数槽並ぶものまで幅広く提供されていますので、厨房の広さや調理の流れなどを考慮して選びましょう。
なお、飲食店の営業許可を取得するための基準として、シンク1槽の大きさが幅45cm×奥行36cm×深さ18cm以上、シンクの数が2槽以上という規定があるので、これらを考慮して選ぶようにしましょう。
調理台・作業台
調理や盛り付けをするために必要です。厨房の広さと作業するスタッフの体格に合った高さを考え合わせて、台のサイズを選びます。また、作業台の下に何を収納するかも併せて考えましょう。台の下が冷蔵庫になっているタイプ(コールドテーブル)は、厨房が狭い店舗におすすめです。
食器棚
必要な食器が余裕を持ってすべて収まるものを選びましょう。取り出しやすい位置に設置することも重要です。なお、食器棚にも飲食店の営業許可基準があり、必ず扉を付けることが定められています。
冷凍庫・冷蔵庫
冷凍保存する食材と冷蔵保存する食材の使用量に応じて容量を決めましょう。扉が大きいと通路をふさいでしまったり、開けづらかったりするため、扉の大きさや開ける方向を確認することも忘れずに。なお、冷蔵庫内には温度計を設置しておく必要があります。
製氷機
形も設置方法も様々なものがありますが、必要となる氷を作れるだけの製氷能力のものを選ぶことが重要です。一般的に座席数×1.9kgの製氷能力が目安と言われます。
ガスコンロ
直火があまり必要でなくテーブルコンロなどで十分という場合もあれば、一度にたくさんの食材を様々な方法で調理しなければならないため複数口必要、中華料理店であれば火力の強いコンロが必須など、提供メニューによってどの程度の大きさや火力が必要か変わってきます。また、ガスコンロ内蔵のガステーブルや、さらにコンベンションオーブンが一体となったガスレンジなどもあります。
調理器具
提供メニューによって必要となるものもありますが、どの飲食店にも必要と思われる主な調理器具は以下のようなものです。
包丁、まな板
鍋、フライパン、レードル(おたま)、菜箸
バット、ざる、ボウル
調味料入れ
洗剤、スポンジ、ブラシ
食器
提供メニューに合うものを、数に余裕を持って揃えましょう。コンパクトに重ねられる形状のものを選ぶと、収納に場所を取りません。
江東区のナカムラ冷熱では、厨房設備に欠かせない衛生配管をはじめ、空調まわりの工事も承っています。修理にも対応していますので、まずはお気軽に見積もりをご依頼ください。
飲食店での厨房設備設置時の注意点
各設備のレイアウトが適切か
調理手順を考えて、調理スタッフの動線に無駄が生じないように配置すると効率が良くなります。また、スタッフ同士の動きを妨げないか、食器を下げてきたホールスタッフとぶつかることはないかなども、設置前にシミュレーションしてみましょう。
掃除がしやすいか
厨房設備は衛生第一です。設備と設備の間には汚れが溜まりがちなので掃除をしやすいよう考慮する、丸洗いしやすい構造のものを選ぶなど、「掃除のしやすい配置」と「清潔に保ちやすい設備」を念頭に置いて設置しましょう。
厨房で火を使う場合は届出を忘れずに
ガスコンロなど火を使う設備を厨房に設置する場合は、所轄の消防署に「火気を使用する等の届出」をしなければなりません。火力によって必要な届出が異なるため、あらかじめ店舗の所在地を管轄する消防署に問い合わせることをおすすめします。
給排水設備や換気・空調・排煙設備は適切か
目に付かないために忘れがちなのが、給排水設備や換気・空調・排煙設備です。これらがしっかり機能していないと、衛生面だけでなく、お客様の快適さも保つことができません。特に換気・空調設備については、店舗の広さや火力の大きさ、においの有無などを総合的に考えて検討しましょう。信頼できる業者に相談してみるのもひとつの方法です。
江東区のナカムラ冷熱では、厨房設備の配管工事を行っています。江東区を中心に都内全域や神奈川、千葉、埼玉に対応しています。
飲食店の厨房設備に欠かせない衛生管理について
お客様に提供する飲食物を調理する場所である厨房と厨房設備は、何といっても衛生管理が大変重要です。衛生管理のポイントは、次の7つです。
食材の搬入・検品は調理場以外で行う
食材や食材を入れているケースに付いている汚れや細菌を調理場に持ち込まないために、食材の搬入と検品は調理場の外で行います。検品に合格した食材は、清潔な容器に入れ替えた上で冷蔵庫や保管庫に入れましょう。
冷蔵庫・冷凍庫の温度管理を徹底する
冷蔵庫や冷凍庫の内部温度は常にチェックして、食材を最適な温度で保管するように意識しましょう。また、冷気が循環しにくくなるため、食材の詰め込みすぎは避けるべきです。そのためには、在庫管理も重要となります。
賞味期限・消費期限の遵守
賞味期限や消費期限を過ぎたものは使わないことを徹底しましょう。期限切れの近いものから使うようにすれば、食材のロスを防ぐことにも繋がります。
加熱を十分に行う
牡蠣や豚肉、鶏肉、卵など、十分に火を通さないと食中毒の可能性が高まる食材は、調理の際に食材の中心温度を測るなどの配慮が必要です。
スタッフの衛生管理を徹底する
調理前やトイレ後に手洗いをしたか、作業着やエプロンが清潔か、手や指にキズがないかなど、スタッフの衛生管理や衛生に対する意識を徹底します。
きちんと清掃・消毒する
閉店後の清掃はもちろん、調理中にも生肉や生魚などを扱った後はこまめに消毒するなど、常に配慮しましょう。特に、シンク周りや排水口はこまめに清掃したい箇所です。
空調設備や衛生配管などを定期的にメンテナンスする
空調設備や給排水設備なども、汚れが溜まりやすい場所です。ほうっておくと、カビや細菌が繁殖し、空気中に放出されてしまいます。信頼できる業者に定期的なメンテナンスを依頼することをおすすめします。
江東区で厨房設備の配管工事業者をお探しならナカムラ冷熱へ 費用見積もりはお気軽に
厨房設備は、まさに飲食店の心臓部と言えます。ここが効率良く機能していないと店舗全体が快適に流れていきません。また、SNS映えを狙って店舗やメニューの見映えだけを重視し、衛生管理をおろそかにしていると、異物混入や食中毒などの情報がSNSに拡散されてしまいます。
せっかく飲食店を始めるのですから、厨房設備の重要性を再認識して、スタッフにとっても快適で動きやすい空間となるように設置してください。
江東区のナカムラ冷熱では、様々な配管工事を行っています。厨房設備に欠かせない衛生配管をはじめ、空調まわりの工事も承っていますので、東京都江東区近郊で配管工事をご検討の場合は、費用見積もりだけでもぜひナカムラ冷熱にご依頼ください。